三菱自 100万円切る「ミラージュ」発売 タイから逆輸入

[ 2012年8月1日 17:32 ]

三菱自動車が発売する新型小型車「ミラージュ」

 三菱自動車は1日、タイで生産した100万円を切る新型小型車「ミラージュ」を31日から発売すると発表した。日本メーカーがタイ製の乗用車を逆輸入するのは、日産自動車の「マーチ」に次いで2車種目だ。

 三菱が成長の柱と位置付ける低価格、低燃費の車で、日本のほか欧州や東南アジアを中心に、計約150カ国に順次輸出する。来年からセダンタイプの生産も始め、タイの生産能力を現在の46万台から50万台に引き上げる。

 価格は99万8千円~128万8千円。車体の軽量化や、停車時にエンジンが止まるアイドリングストップ機能の搭載で、ハイブリッド車や軽自動車を除くガソリンエンジン車では国内トップの低燃費を実現した。排気量は1000CC。

 東京都内で記者会見した益子修社長は「円高が厳しく、消費地に近いところで生産してコストダウンする必要が高まっている」と強調した。

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2012年8月1日のニュース