ロッテラー、日本でV報告「ル・マン連覇うれしい」

[ 2012年7月18日 06:00 ]

 「アウディ ジャパン」は17日、「世界耐久選手権 ル・マン24時間レース2012」(6月16~17日)の優勝報告レセプションを都内で行った。アウディのワークスドライバーで、昨年のフォーミュラ・ニッポン覇者でもあるアンドレ・ロッテラー(30)が来日。ゲストとしてレーシング・ドライバーの中嶋一貴(27)が来場し、ロッテラーに花束を贈呈した。

 1999年のル・マン参戦以来、耐久レースを席巻し続けきたアウディが今年もやった。通算11度目の優勝。しかも今年初めて投入したディーゼルハイブリッドカー「R18 e―tron quattro」で1、2位フィニッシュ。しかも従来型の「R18 ultra」も3、5位に入る“準完全V”だった。

 ル・マンでハイブリッドカーが優勝したのは史上初。この快挙にロッテラーは「ル・マンで連覇できてうれしい。私自身ホームと思っている日本で、このような祝勝会を開いていただきとても感謝している」と語った。

 ニューマシンは従来型アクセルに電動アクセルを融合した、新タイプの4輪駆動システムを採用。さらにカーボンファイバーハウジングで構成された、新型超軽量トランスミッションも積んでおり、ともに5151キロをノントラブルで走破した。

 中嶋は今年からトヨタのレギュラードライバーとして、ル・マンやFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦している。今秋には地元開催となる富士6時間レース(10月14日決勝、富士スピードウェイ)を控える中嶋は「来年のル・マンではリベンジしたい。これからもお互いWECでいいレースをしたい」とロッテラーを讃えるとともに奮起を誓った。

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2012年7月18日のニュース