20年ぶりの伸び 新車販売7年ぶりプラス

[ 2010年4月1日 17:55 ]

 日本自動車販売協会連合会(自販連)が1日発表した2009年度の軽自動車を除く新車販売台数は、前年度比10・0%増の318万2073台となり02年度以来、7年ぶりに増加に転じた。

 二ケタ増は1989年度以来、20年ぶり。エコカーに対する減税や補助金といった政府の購入支援策が寄与した。
 ただ高い伸び率は、金融危機で前年度の販売が大きく落ち込んだ反動という面もあり、07年度の約342万台に比べると依然低水準。9月にエコカー補助金が終了するため、2010年度は再び減少に転じる可能性が高い。
 車種別では、乗用車が15・0%増の289万8872台。景気低迷による物流減少の影響で貨物車は24・2%減の27万427台にとどまり、バスは14・7%減の1万2774台だった。
 メーカー別では、トヨタ自動車が15・3%増の153万4178台で、ホンダが28・8%増の50万3891台と続いた。
 一方、全国軽自動車協会連合会が1日公表した09年度の軽自動車の新車販売台数は、6・1%減の169万8192台と3年連続で減少した。軽自動車はエコカー購入支援策の恩恵が少ないことが響いた。
 この結果、軽自動車を含む新車販売台数は3・8%増の488万265台で、4年ぶりの増加。
 3月の軽自動車を除く新車販売台数は、前年同月比37・2%増の44万3298台で、8カ月連続のプラス。軽自動車は3・7%増の23万1196台と3カ月連続で増えた。

続きを表示

2010年4月1日のニュース