中国の重鎮見解「日本車のシェア維持は困難か」

[ 2010年3月8日 16:29 ]

 来日中の中国自動車工業協会の熊伝林・副事務局長は8日、東京都内で記者会見し、世界最大となった中国の自動車市場での日本車のシェアについて「これからは民族系ブランドが伸びるため、今のシェア(を維持するの)は難しい」との見方を示した。

 リコール(無料の回収・修理)問題で揺れるトヨタ自動車については「無駄のない生産システムは素晴らしいが、(コスト削減の)程度をどうコントロールするかが大切だ」と指摘。その上で「(トヨタの)中国での販売台数は極端に減ってはいないと思う。(問題に)きちんと対応すれば、これから伸びていく可能性もある」と話した。
 中国の新車販売台数については、2015年ごろまでは前年比10~15%の増加が続くと予測。今年は同協会の公式発表よりも150万台多い、1650万台に上る可能性もあると話した。

続きを表示

2010年3月8日のニュース