国内生産34年ぶりの低水準に
日本自動車工業会が29日発表した2009年4~9月の自動車国内生産台数は、前年同期比33・5%減の385万5856台と2年ぶりに前年同期を下回った。1975年(351万4500台)以来、34年ぶりの低水準で、下落率も4~9月では過去最大だった。
不況による世界的な自動車の販売不振で、各社とも生産調整を続けたことが主因。ただ、月別にみると下落率は徐々に縮小しており、自工会は「各国政府の支援策の効果もあって、生産は回復に向かいつつある」と分析している。
乗用車の中でも、主力の普通車の生産が41・3%減の174万3035台と大幅に落ち込んだほか、小型車も22・2%減の102万269台だった。輸出も48・5%減の177万299台と振るわなかった。
同時に発表した9月の生産台数は前年同月比21・6%減の83万140台と、12カ月連続で前年同月割れだった。ただ、下落率は7カ月連続で縮小。輸出は35・7%減の39万6163台だった。
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