マツダ「ロードスター」20周年イベント
マツダの2人乗りオープンカー「ロードスター」の発売20周年記念イベントが20日、同社の三次自動車試験場(広島県三次市)で開かれた。集まった約1600台のロードスターが隊列を組み、1周4・3キロの高速テストコースを駆け抜けた。
記念イベントは1999年以来、10年ぶり。参加台数は前回より500台以上増えた。全国から約2600人のオーナーらが参加、英国やタイ、フィリピンからも約10人が駆けつけた。
ロードスターを7台乗り継いだ大阪市の会社員厚地優樹さん(42)は「オープンの楽しさと、車を操る感覚を感じられるのが魅力」と語った。
ロードスターは89年に初代モデルが発売され、現在は3代目。8月末の世界累計生産台数は87万台を超えた。
初代から開発に携わってきたマツダの貴島孝雄主査(60)は「軽量重視のロードスターに、重量増が避けられない今のハイブリッドは使えないが、次期モデルはエンジン改良で環境性能を高めたい」と、今後の開発に意欲を示した。
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