VW、ポルシェ 2011年末までに経営統合

[ 2009年8月15日 06:00 ]

 ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は13日、最高意思決定機関の監査役会を開き、資金繰りが悪化した親会社のスポーツカーメーカー、ポルシェと2011年末までに経営統合することを決めた。ポルシェ側も統合に合意しており、空席のポルシェ社長にはVWのウィンターコルン社長が9月中旬に就任。子会社のVW主導により経営統合することで決着した。統合後の新会社は新車販売台数で世界3位。経営効率化で足固めをし、首位のトヨタ自動車を追撃していく。

 共同電によると、VWは年内にポルシェ自動車部門の株式42%を約33億ユーロ(約4500億円)で取得し、最終的に両社の持ち株会社を統合する。ポルシェは新会社傘下の高級ブランドとして存続し、新会社は小型車、スポーツカー、大型トラックなど計10ブランドを抱えることになる。

続きを表示

2009年8月15日のニュース