松田が史上初の2年連続年間王者

[ 2008年9月1日 06:00 ]

 自動車のフォーミュラ・ニッポン第7戦は31日に静岡・富士スピードウェイ(4・563キロ)で決勝(2レース制)が行われ、1回目(30周)4位の松田次生(29=ローソン・インパル)が1戦を残し、史上初めて2年連続年間王者に輝いた。デビュー9年目の松田は「日本で敵がいないぐらいのドライバーになりたいと思って戦ってきた」と話した。昨年はタイトルを獲ったものの未勝利で「“0勝王者”と書かれてショックだった」。大みそかに奈美夫人と結婚して挑んだ今季は、うっぷんを晴らすかのように6戦連続PPを獲得し、4勝を挙げた。00年第3戦MINEで史上最年少優勝(20歳11カ月)を飾ったが、その後5年間未勝利。06年に星野一義監督(61)率いるチームに移籍して才能を開花させた男が「日本一速い男」の称号を得た。

 ≪チーム・マッチ9年目で初優勝≫KONDOレーシングを率いる近藤真彦監督(44)が、参戦9年目で国内フォーミュラカーの最高峰レースを初制覇した。決勝1回目でJ・P・デ・オリベイラ(27)がポール・ツー・ウインで初優勝。過去に2位が5度(01年3度、05年2度)と優勝まであと一歩だっただけに、「(星野一義監督の)インパルと(中嶋悟監督の)ナカジマレーシングの前でゴールできたことを誇りに思う」と2強を破り感無量の面持ちだった。

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2008年9月1日のニュース