荒れるモナコで“納豆”中嶋が父に並ぶ

[ 2008年6月6日 06:00 ]

 前戦のモナコGPで日本人初入賞を果たした中嶋一貴(23=ウィリアムズ・トヨタ)が、6日に開幕する今季第7戦カナダGPで父親の中嶋悟氏が87年に記録した年間4度目の入賞を目指す。会場のジル・ビルヌーブ・サーキットは高い縁石に乗り上げて壁に激突するマシンが多く、最近3年間は連続でセーフティーカーが出るなど荒れた展開になっている。昨季は佐藤琢磨が王者フェルナンド・アロンソを抜いて6位入賞したのが記憶に新しい。ゴールまで堅実に走る“納豆走法”の中嶋向きのコースで「簡単じゃないけど、走るのは楽しいだろうね」と意欲的。自身の公式サイトではレース前に恋人と米ニューヨークの「グラウンドゼロ」に立ち寄り、新たな気持ちでレースに臨むことを報告した。(モントリオール・柴田久仁夫通信員)

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2008年6月6日のニュース