ホンダ 小型ミニバン「フリード」発売

[ 2008年5月29日 06:00 ]

ホンダが発売する新型ミニバン「フリード」

 ホンダは29日、新型の小型ミニバン「フリード」を30日に発売すると発表した。低迷する国内の新車市場でもミニバンは安定した需要があるため、各メーカーが相次いで新車を投入し、競争が激化している。

 フリードはミニバンの中でも一番小さいサイズながら、3列シートのタイプでも大人がゆったりと座れる室内空間を確保した。排気量は1500CC。価格は163万8000―225万7500円。販売目標は月間4000台。福井威夫社長は「原油価格の高騰で国内市場はコンパクト化の流れが加速している。ミニバン市場は競争が厳しく客の要望も高いが、時代に合った新型車だ」と力を込めた。
 軽自動車を除く乗用車市場の約4分の1を占めるミニバンは、室内空間の広さが好評で販売台数が安定している。各社とも国内市場をてこ入れする切り札として力を入れており、トヨタ自動車は今月上旬、最高級ミニバン「アルファード」を全面改良して発売。富士重工業やマツダも6月以降、相次いで新型車を投入する予定だ。

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2008年5月29日のニュース