トヨタ「アルファード」全面改良
トヨタ自動車は12日、人気の大型ミニバン「アルファード」を全面改良するとともに、基本構造が同じでデザインを若者向けにした姉妹車「ヴェルファイア」を新開発し、それぞれ発売した。
ミニバンは快適な居住性や便利さが受けて近年、販売が拡大。トヨタは、若者向け製品群を強化することで、低迷する自動車の国内販売をてこ入れしたい考えだ。
新型アルファードとヴェルファイアは、新開発のエンジンを搭載。排気量2400CCの場合で燃費を従来に比べ約20%向上させた。また、室内の高さを1センチ、長さを7・5センチ伸ばすことで車内空間をさらに広くした。
ヴェルファイアは「二段積み」デザインのヘッドランプを採用するなど「力強さと先進性」(トヨタ)を強調した外観に仕上げた。記者会見した渡辺捷昭社長は「ミニバン市場は重要だ。若い世代にも市場を拡大させ、販売を増やしていきたい」と話した。
価格は両車種とも2400CCの2輪駆動が300万円から。アルファードはトヨペット店、ヴェルファイアはネッツ店で販売する。
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