日産・ルノー インドで「26万円車」販売

[ 2008年5月12日 20:08 ]

 日産自動車は12日、フランス自動車大手ルノー、インド大手バジャジ・オートの3社で、インドに2500ドル(約26万円)の超低価格車を手掛ける合弁会社を設立、2011年初めから現地販売すると発表した。

 インド財閥タタグループ傘下のタタ自動車が10万ルピー(約25万円)の「世界最安車」を今秋にも売り出すほか、トヨタ自動車も新興国向け低価格車をインドで生産・販売する方針。小型車などの需要が急拡大する新興市場で、世界の自動車メーカー間の競争が一段と激化しそうだ。
 合弁会社は、日産、ルノーがそれぞれ25%、バジャジが50%を出資。低価格車の開発から生産、販売までを行う。インド国内に新たに低価格車の生産工場を建設、年間生産能力は40万台規模とする。投資額など詳細は今後詰める。
 日産のカルロス・ゴーン社長はこれまで、インド向けに低価格車を10年ごろに市場投入する意向を示していた。

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2008年5月12日のニュース