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【ONE】武尊 マイク使えず生声で4分間ラストメッセージ「格闘技界を引っ張らせてくれてありがとう」

[ 2026年4月29日 22:37 ]

ONE SAMURAI 1 ONEフライ級キックボクシング暫定王座決定戦   武尊ーロッタン・ジットムアンノン ( 2026年4月29日    有明アリーナ )

試合に勝利し涙を流しながらファンに向かって叫ぶ武尊(撮影・酒井卓也)
Photo By スポニチ

 アジア史上最大の格闘技団体「ONE Championship」(ONE)が29日、「ONE SAMAURAI 1 フライ級キックボクシング暫定世界王者決定戦 ロッタンVS武尊」を有明アリーナで開催。メインイベントでは現役ラストマッチとなったK-1元3階級制覇王者の武尊(team VASILEUS)が元ONEフライ級ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)に5R勝利し、有終の美を飾った。

 試合後のインタビューを終えた後、武尊はリングに残った。「すみません、最後に一言だけ…」と言ったが、マイクの音響は場内に届いていなかった。武尊コールに包まれながら、その時を待ったが、会場の音声は使えなかった。U-NEXTのライブ配信では「会場の音響設備が午後10時で使えなくなってしまった事情」と説明があった。

 武尊はそれでも伝えたかった思いがあった。「ちょっとマイクが使えないみたいなんで、地声でしゃべらせてください」とした後「僕、もともと格闘技の才能全然なくて。運動神経も全然良くないし、そんな僕でも世界チャンピオンになれました、世界一になれました。だから夢を持っている人、絶対にあきらめないでください。全然、天才ではないし、技術もスピードもパワーも、もっと強い人、もっとすごい人たくさんいるけど、こんな僕に格闘技界を引っ張らせていただいてありがとうございます」と話すと大きな拍手が送られた。

 「僕以外にも最高のファイターがまだまだ日本にも世界にもたくさんいます。もっと格闘技界を注目してもらって、好きな選手を見つけて、これからもみんなで格闘技界を盛り上げましょう。格闘技にはそれだけの力があります。だからこんなんで、ここでストップしちゃ駄目なんですよ、格闘技界。これからの格闘技界、次に引っ張ってくる選手が出てくるまで、きょう来てるお客さん、ファンの人たちみんなで格闘技界を盛り上げてください。そしたら絶対、次の盛り上げて引っ張れる選手が出てきます。それまでみんなで盛り上げてください。よろしくお願いします」と声をからした。

 「本当に今日まで、格闘家としてリングに立たせてくれて、戦わせてくれて、支えてくれて、そのおかけでここまで来られました。本当にありがとうございました」とすると涙も見せた。

 「きょう、僕はこれでリングをおリます。きょうこのベルトを獲れたのは、僕がきょうまで格闘家として続けられたのは、きょう来てくれたお客さんだったり、応援してくれたファンの人たちのおかげです。暫定王者戦というのはすごい貴重な試合で、こんな大切な試合を引退する選手に組んでくれてすごい批判もあったし、色々言われましたけど、僕がこのベルトを獲れたのはきょう来てくれたお客さん、応援してくれたみんなのおかげだと思っています。すごい勝手ですけど、次の格闘技界を引っ張る選手が出てくると思うので、その選手に託したいと思うので、このベルトはみんなのおかげで獲れたベルトなので、このベルトは今日はみんなにプレゼントさせてください。大丈夫、絶対次の選手出てくるから。それまでみんなよろしく。ありがとうございました」と言ってリング中央にグラブとベルトをリング中央に置いた。4分間の叫び。しっかりと思いを伝えた。

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