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【ONE】有終の美飾った武尊「まだ実感がない」 会見で感謝の言葉「本当に生きて帰って良かった」

[ 2026年4月29日 22:30 ]

ONE SAMURAI 1 ONEフライ級キックボクシング暫定王座決定戦   武尊ーロッタン・ジットムアンノン ( 2026年4月29日    有明アリーナ )

試合後の会見で思いを語る武尊(撮影・酒井卓也)
Photo By スポニチ

 アジア史上最大の格闘技団体「ONE Championship」(ONE)が29日、「ONE SAMAURAI 1 フライ級キックボクシング暫定世界王者決定戦 ロッタンVS武尊」を有明アリーナで開催。メインイベントのONEフライ級キックボクシング暫定王座決定戦で引退試合となったK-1元3階級制覇王者の武尊(team VASILEUS)が元ONEフライ級ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)に勝利し、有終の美を飾った。

 “カリスマ”は現役ラストマッチで最強を証明した。入場前から会場がボルテージは最高潮になっていた。1Rから両者は一歩も引かなかった。2Rに試合が動いた。両者打ち合いの展開でカウンターの左フックでダウンを奪った。その後も左フックで2度目のダウンを奪った。3Rは被弾しながらも“来いよ!”と吠える場面もあった。4Rはロッタンが圧力を強めて苦戦する場面もあったが、ラウンド終了間際にはラッシュ仕掛けてダウン寸前まで追い込んだ。最終Rもダウン奪うと最後はラッシュでロッタンを倒しきってKO勝利。リングに突っ伏して絶叫し有終の美を飾った。試合後には最後となるムーンサルトを披露。ベルトを手にすると涙を流した。

 試合後の会見に出席した武尊は「本当にうれしいのひと言。まだ実感がない」と安どの表情を見せた。さらに「本当に試合前は弱音は吐きたくないんで言わなかったですけど、また倒される、自分が失神している夢とか、毎日見ていて本当に怖かったんですよ。みんなの期待を裏切っちゃうなとか…本当に生きて帰って良かったです」と口にした。

 「34歳まで現役やると思ってなかったし、体的にももたないかなと思ったんですけど、本当にたくさんの人たちの支えのおかげでここまで格闘家としてやってこれて、最後にチャトリがタイトルを組んでくれて、そのおかげでモチベーションがやっぱりめちゃくちゃ変わった、みんなに本当に感謝ですね。格闘技にも感謝ですね」と支えてくれた人々に感謝の言葉を並べた。

 勝因については「自分の弱さを認識できた」とひと言。「今までの戦いって自分が絶対勝てると思ってた。ONEに来てこんなに弱いところあるんだなって。体もどんどん壊れていくところもあったり、自分の弱い部分を認識したうえでそれにあった戦い、体作りをガチッとはめられたかなと思っています」とつづけた。

 試合中には武尊のスタイルである笑いながら殴り合う場面もあった。「勝ちたいよりもロッタンのパンチをもらっておきたいと思いもあった」と笑顔で明かした。

 そして頑張って興奮を抑えていたという。「丁寧にやろうという思いでした。試合直前まで自分が強かった時の戦いを思い出しながらロッタンが相手でも削ってから殴ることを意識してます。応援してくれてる人にベルトを届けたかったので自分と戦ってました」と説明した。

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