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30戦誇る王者ノックアウト「KOするタイミングは早く把握できる」 挑戦者・岩田翔吉に経験の差見せる

[ 2026年3月10日 15:26 ]

「U-NEXT BOXING 5」ボクシングWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦   ノックアウトCPフレッシュマート《12回戦》岩田翔吉 ( 2026年3月15日    横浜BUNTAI )

ミット打ちを披露するノックアウト
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 WBC世界ライトフライ級2位の岩田翔吉(30=帝拳、15勝12KO2敗)の挑戦を受ける、WBC同級王者ノックアウト・CPフレッシュマート(35=タイ、29勝11KO1敗)が10日、横浜市内のジムで練習を公開。軽めのシャドーボクシングにミット打ち、サンドバッグ打ちを披露した。約2カ月前から地元タイでの練習を開始し、約140ラウンドのスパーリングを重ねてきたという王者は「100%準備は整っている。できるだけ早いタイミングで勝てればいい。ジャッジに自分がポイントを取っていると分かる試合をする」と自身満々に話した。

 30戦のキャリアを誇るノックアウトは、ミニマム級時代にWBA王座を12度(暫定王座も含めると16度)の防衛を果たした名王者。24年11月にWBO王者オスカー・コラーゾ(米国)との王座統一戦で7回TKO負けを喫して王座陥落したが、昨年12月にWBC世界ライトフライ級王座決定戦で判定勝ちし、2階級制覇を達成した。

 元ムエタイ戦士で「パンチが強くてKO率が高かった」ことから、転向後も「ノックアウト」のリングネームで戦っている。「どのラウンドでもKOできるタイミングは他の選手よりも早く把握できる」と貫禄を漂わせ、次戦が18戦目の岩田に対しキャリアの差を見せつける構え。「アグレッシブで油断できない選手だが、簡単に勝たせるつもりはない」と同級での初防衛戦に自信を示した。

 初来日に同行するのは元WBC世界フライ級王者のチャチャイ・サーサクン・トレーナー。ノックアウトがボクシングに転向した約10年前からコンビを組む。現役時代に名王者の勇利アルバチャコフに勝利した名伯楽は「どんな状況にも対応できる練習をしてきた。激しく、楽しんでもらえる面白い試合になる」と愛弟子の勝利を確信していた。

 視察した岩田陣営の帝拳ジム・田中繊大トレーナーは「軽く動いただけなので分からないが、見た目から速さ(があると)は伝わってこなかった」と分析。一方で「世界戦でこれだけ勝ってきたのだから、向かい合った時のやりにくさがあるのかもしれない」と名王者が発するオーラを感じとっていた。

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