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那須川天心 リベンジへ背水の陣 再起戦は4・11VS強敵エストラダ「蹴ってでも勝ちにいく!」

[ 2026年2月26日 04:30 ]

エストラダが映る大型モニターの前でポーズを決める那須川天心(撮影・郡司 修)
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 WBC世界バンタム級2位・那須川天心(27=帝拳)が、4月11日に両国国技館で同級1位の元世界2階級制覇王者フアンフランシスコ・エストラダ(35=メキシコ)とWBC同級挑戦者決定戦に臨むことが25日、発表された。昨年11月の世界初挑戦で判定負けした同級王者・井上拓真(30=大橋)への挑戦権を懸けた約5カ月ぶりの再起戦。リベンジへ向け背水の陣で臨むことを誓った。

 白のスーツと靴を着用し、再出発への決意を示すかのような全身白色コーデで登場した那須川。「純粋な気持ち、とでも言いましょうか」と頬を緩めながら「しっかりと復帰して皆さんにいい姿を見せたい。自分にとっても試されている場所。崖っ縁の状態でもあるが、しっかりやり返す」と決意を述べた。

 昨年11月の世界初挑戦で井上拓に0―3判定負けし、格闘技55戦目で初黒星。以降は“なめんじゃねえよ”“おまえ、こんなもんじゃねえだろ”と、自身に対する怒りの感情も芽生えたという。自らを奮い立たせるように、敗戦後は練習環境などを見つめ直した。

 帝拳ジムでの練習に加え、「原点回帰」を図りキック時代に通ったTEPPEN GYMや、元帝拳ジムトレーナーの葛西裕一氏が会長を務めるGLOVESジムにも足を運んでいる。キック時代の動きや距離感を参考に「必殺パンチというか、心得を学んでいる」と冗談めかしながら意図を説明した。

 再起戦の相手は強敵エストラダ。49戦45勝の戦績を誇り、長らく軽量級をけん引してきたレジェンドだ。「復帰戦でやる相手ではないかもしれないが、強い相手に勝ってこその格闘技だし、そこを乗り越えてこその自分。だからこそ強い相手を選んだ」。連敗となれば世界再挑戦の機会も遠のくが、天心らしい異例のチャレンジを選択。「厳しい試合にはなると思うが、蹴ってでも勝ちにいく!」と、リモート参加する元王者の前で真顔で言ってのけた。

 視線の先にあるのは拓真へのリベンジのみ。「そのための試合」と言い切ると「やり返さないと気が済まない。しっかりリベンジするための第一歩。必ずやり返します」と力強く宣言。再び自身の価値を証明するため、神童はいばらの道を進む。

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