【K―1】王者・金子晃大が5度目の防衛に自信 再戦の挑戦者「大久保はよく分からない」
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2月8日、東京・国立代々木競技場第2体育館で開催される「K-1ワールドGP2026~90キロ以下級世界最強決定トーナメント~」のK-1ワールドGPスーパー・バンタム級タイトル戦3分3R・延長1Rで、大久保琉唯(21=K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)の挑戦を受ける王者・金子晃大(28=K-1ジム自由ケ丘/FROG GYM)がインタビューに応じた。
金子は24年のK-155キロ以下級世界最強決定トーナメントで、カン・メンホン、璃明武、大久保琉唯を破り同トーナメントで優勝。前戦は9月のスーパー・バンタム級王座防衛戦で出血しながらも池田幸司を破り、リベンジに成功してベルトを死守した。
大久保は、24年に開催された55キロ以下級世界最強決定トーナメント準決勝で玖村将史から判定勝ちを収めるも、決勝で金子晃大にKO負けを喫して準優勝に終わった。同年12月に璃明武から判定勝ちを収めると、25年は竹見浩志郎、紫苑、ウー・ユートンから3連続KO勝利中だ。今回は大久保のリベンジ戦となる。
――前回の池田戦のタイトル防衛戦は、試合後に少し充電期間が欲しいような発言がありました。
「充電というか、あの試合が特別とかではなくて、タイトルマッチはそれなりに消耗するということです。2カ月に1回は、さすがにやばいなと思いました。昨年も2月にタイトル防衛戦があって(マノリス・カリスティス戦=判定勝ち)、前回は9月もあった(池田幸司=判定勝ち)。しっかりつくってやらないといけないなと思いましたね」
――タイトル戦になると相手はベルトが欲しいわけですから、特別に気合を入れて十分な対策をしてきますからね。
「こっちは、そういうわけにはいかないですからね、挑戦を受ける立場なので。それは、ポンポンできるものでもないと思いました。タイトルマッチは、やっぱり特別なわけじゃないですか、お互いにとって」
――これまで4度防衛して、今回が5度目。
「そんなにしていますか?」
――最多防衛回数です。
「そうなんですね……」
――連戦だったため、疲れを心配する声もあった。
「疲れというか、コンディションを整えるのは物理的にきついなと思いましたね。やっぱり減量もあるわけじゃないですか、55キロで。2カ月では、さすがにつくれないなと感じています。体重はつくれますけど、ベストパフォーマンスができるかは別のことなので」
――それで前回の9月の後は、少し期間が欲しかったわけですね。
「だから、こっちもやっぱり1回1回ちゃんとつくらないといけないと思いました」
――今はどんな感じですか?気持ちが戻ってきている感じですか?
「いや、別に気持ちは戻ってますよ、もともと。物理的にきついだけなので。3ラウンドだから大丈夫かなと思っていたんですけど、単純にコンディションが悪くパフォーマンスも良くないなと思っただけです。それを分かりやすく試合後に“精神”という言葉を使ったんですけど、全部ですよね」
――5カ月の期間が空くのがちょうどいいと。
「そんなもんじゃないですか、しっかりコンディションをつくるには。ちょうどいいと思います」
――充実した練習もできているわけですね。
「いや、練習は変わらず普通にやっていますよ。練習量は、とくに変わっていません。単純に減量とかで体をつくっていくことが、2カ月だときついなってだけですから」
――前回の池田戦は、1ラウンドに向こうのペースになりそうな印象もありましたが、あの時はどう思っていたんですか?
「やっぱり、相手はタイトルマッチの挑戦者なので、多少強引でも一発でとっちゃえばいい。無理ができますからね。ただ、その戦いを3ラウンドは続かないだろうとは思っていました。だから戦っている時は“そんなもんだろう”みたいな感じでしたね」
――2ラウンドから、何が大きく変わったのでしょうか。
「特に大きくは変わってないですよ。単純に実力差が出たってだけです。全然変わってないですけど、やっぱり3ラウンド通して、どんどん地力の差が出てくるので」
――池田選手に一度負けてのダイレクトリマッチでしたが、そこは気にしていなかったわけですか?
「それが、1ラウンド目にちょっと出たんじゃないですか。それだけが原因ではないんですけど、分かりやすく言えば、そういうことかなと」
――1ラウンド目に出血しましたが、慌てなかったですか?
「何で切れたのか、よく分からなくて。出血したところにパンチをもらってなかったから、なんなんだろうみたいな。まあ、頭(バッティング)だろうなと思って映像を見返したんですけど、パンチをくぐった時に頭が当たったのかなと」
――出血は、試合への影響はありましたか?見えづらくなるとか。
「実は、試合前の練習でめっちゃぶかぶかのサイズが合わないヘッドギアを使ってしまって、前が見えない中でスパーリングしたんですよ」
――なんで、また(笑)。
「それで、マジで見えなくて。やばいやばいと思ってたんですけど、結構スパーリングはいいパンチを当てることができて、相手のパンチも避けれてみたいな。これ、もしも試合中に何かあって目が見えなくなる状況になったら、使えるのかなみたいに考えていました」
――練習でのアクシデントが、そのまま使えたと。
「出ましたね(笑)。そういう時でもしっかり勝ち切れたっていうのは大きいですね。アクシデントがあっても勝ち切れるっていうのは、実力のあることだと思うので」
――最初に左フックでダウンを奪った時は、これで勝てるという確信がありましたか?
「まあ、倒せるかなと思いましたね」
――タイトル防衛でリベンジも成功。終わった後はどういう気持ちだったんですか?
「試合は、実力が出ない時もありますからね。だから、そこはホッとしたというか。周りの人がいないとそれはできないなって、感謝の気持ちでしたね。 1回目負けた時は周りの人の言うことを聞いてなかったんで。今回は、みんなの思いも背負いながら戦いました」
――大久保選手に対してはどう評価してますか?
「まあ、分かりづらいですね。まだ、ちゃんとした選手と試合をしているところをあまり見たことがないので、璃明武選手以外だと」
――大久保選手は、実力測定の難しい海外の選手やMMAファイターとの試合もありましたからね。
「よく実力が分からないですけど、自分の中ではしっかり強い選手というイメージで練習はしています」
――実力がよく分からないですか?
「まあ、分からないですよね」
――過去に一度戦っても?
「前の話だし、そんなに覚えていないです」
――前回の大久保選手の試合は、どんな印象ですか?
「いや、なんか勢いあるなって」
――変化を感じましたか?
「勢いあるなって」
――脅威ではないと。
「勢いあるなって」
――同じじゃないですか!
「いや、でも勢いって大事だと思うんですけどね。そのラウンドの中だったら。だから勢いは大事なんじゃないですか」
――これは危ないとか、そういうのはない?
「それは、誰とやる時でもあるんで。試合は、何があるか分からないから」
――金子チャンピオンも、リベンジに成功して勢いがありますね。
「やっぱり、勢いって大事です(笑)」
――今回も倒しに行きますか?
「もちろん。それが自分のスタイルです」
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