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井岡一翔“返り咲き”へ拓真と対戦熱望 大みそかベネズエラ王者とのWBA世界同級挑戦者決定戦発表

[ 2025年11月29日 05:30 ]

WBA世界バンタム級挑戦者決定戦   同級9位・井岡一翔 10回戦 マイケル・オルドスゴイッティ ( 2025年12月31日    大田区総合体育館 )

報道陣の質問に答える井岡(撮影・島崎忠彦)
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 バンタム級への転級を表明していたWBA世界同級9位の井岡一翔が、大みそかに東京・大田区総合体育館でベネズエラ王者とWBA世界同級挑戦者決定戦を行うと28日、所属ジムが発表した。勝てばWBA王者への挑戦権を得る一方で、転級2戦目としてWBC同級新王者となった井上拓真(29=大橋)との対戦を熱望した。

 日本人初の偉業達成に向け、井岡の抑えきれない気持ちが見え隠れしていた。国内の強豪ひしめく、バンタム級への挑戦が決まり「多くの日本人が活躍する中で自分がチャンピオンに返り咲いて5階級制覇を成し遂げたい」。2年ぶり13度目の大みそか決戦も決まり、新たなステージへの思いを強くした。

 既に“標的”も定まっている。次戦に勝てば、来月17日のWBA王者・堤聖也と暫定王者ドネアによる王座統一戦の勝者への挑戦が前提となるが「チャンスを頂けるなら他団体王者に挑戦したい気持ちが強い」と本音を明かした。「率直にやりたいのは拓真選手。前回の試合含めて(バンタム級で)評価が一番高いと思う」と今月24日にWBC同級1位・那須川天心に判定勝ちした新王者を高く評価。拓真も試合後には井岡との対戦希望を明かしており“ラブコール”が成就した形になった。大橋ジムの主催興行を中継するLeminoが今回の井岡の試合を配信することも決定。井上尚弥―中谷潤人戦が計画される来年5月の東京ドーム決戦の前座で拓真―井岡戦が実現する可能性も出てきた。

 5月にWBA世界スーパーフライ級王者マルティネスに0―3判定負けし王座陥落。自身初の連敗を経験した。「追い詰められている感覚だった」と現役続行への葛藤があったことも明かしたが、視線は先を見据えている。次戦の相手オルドスゴイッティは2階級上のフェザー級での試合経験もある強打者。「今までのベースを一度破壊して、再生に向けていきたい」。キャリア最終章に突入したベテランの新たな物語が始まる。

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