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京口紘人が世界3階級制覇へ「自分自身に期待」試合8日前に“仮想オラスクアガ”と異例のガチスパー

[ 2025年3月5日 16:38 ]

WBO世界フライ級タイトルマッチ   王者アンソニー・オラスクアガ《12回戦》同級14位 京口紘人(ワタナベ) ( 2025年3月13日    東京・両国国技館 )

<京口 公開練習>スパーリングで打ち合う京口(左)とファハルド(撮影・西海健太郎)
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 元世界2階級制覇王者の京口絋人(31=ワタナベ、19勝12KO2敗)が5日、都内の所属ジムでWBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(26=米国、帝拳、8勝6KO1敗)への挑戦に向け練習を公開した。

 約2年4カ月ぶりに世界戦に挑む京口は、初挑戦でIBF世界ミニマム級王座を獲得した17年7月を思い出していた。「当時もたくさんのメディアの方に足を運んでもらった。この風景を見ると懐かしいし気が引き締まる」。大勢の報道陣に囲まれると「本当に強いチャンピオンに挑む。何もない自分がベルトをかけて戦う、懐かしい気持ち」と18年大みそかのヘッキー・ブドラー(南アフリカ)戦以来の挑戦者として挑む世界戦へ気持ちを高ぶらせた。

 今回で10度目の世界戦。「凄いっすよね。それだけのキャリアを積んできた自負はある」としみじみ。4戦目の世界戦に挑む王者に対し「相手よりは世界戦をこなしてきた。そこを生かして戦いたい」と王座返り咲きへ静かに燃えた。

 会見後の公開練習では元東洋太平洋ライトフライ級王者ミエル・ファハルド(25=フィリピン、16戦11勝10KO3敗2分け)と3ラウンドのスパーリングを実施。試合8日前にもかかわらず、初回から全力の“ガチスパー”を敢行。左右のパンチを振り回す相手に被弾する場面もあったが、冷静に見極めカウンターの左ボディーやアッパーで相手の動きを止めるなど貫禄を示した。「スパーリングであれだけ危険なパンチを振ってくる選手は自分の経験上初めて」と苦笑しながら「パンチがある選手で自分が指名した(仮想オラスクアガに)うってつけの相手。いい練習ができた」とスパー後もミット打ちなどを計10ラウンド行い、大粒の汗を流した。約50ラウンド手合わせした“仮想オラスクアガ”とのスパーリングをこの日、打ち上げると充実の表情を浮かべた。

 同興行ではWBC王者・寺地拳四朗(33=BMB)がWBA王者ユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)と王座統一戦を行う。22年11月のライトフライ級統一戦で敗れた因縁の相手へのリベンジの機会も伺うが、寺地は勝てばスーパーフライ級転向も示唆する。ただ京口は「彼のボクシングの動向に振り回されるつもりはないし、あまり気にしていない。彼は彼、僕は僕。今はもう目の前の試合だけに集中している」と今はオラスクアガ戦のみを見据える。

 勝てば日本人日本男子8人目となる3階級制覇。「ボクシング人生において自分にとって一番大きな試合になる。3階級制覇する自分自身に期待したい」と偉業達成へ気合十分に話した。

 興行のはU-NEXTで独占ライブ配信される。

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