21日「PANCRASE346」伊藤盛一郎が初防衛戦「この戦いで負けるようでは世界でも勝てない」

伊藤盛一郎が「PANCRASE346」フライ級王座の初防衛戦に挑む（C）PANCRASE
Photo By 提供写真

　総合格闘技団体「パンクラス」は7月21日、東京都立川市の立川ステージガーデンで「PANCRASE346」を開催する。第9代フライ級キング・オブ・パンクラシストの伊藤盛一郎（30＝リバーサルジム横浜グランドスラム）はメインイベントに登場し、同級1位のムハンマド・サロハイディノフ（22＝タジキスタン）を相手に初防衛戦に臨む。

　12年に総合格闘技団体「ZST（ゼスト）」でプロデビュー。15年2月にはZSTフライ級王座を獲得した。格闘技イベント「RIZIN」への出場などを経て、22年12月からパンクラスに参戦。昨年12月のフライ級暫定キング・オブ・パンクラス決定戦では有川直毅然にリアネイキッドチョークで一本勝ち。今年4月に正規王者の鶴屋怜（22＝BLACKBELT　JAPAN）が王座を返上したため、第9代王者となった。

　対戦相手のムハンマドはグラップリングを得意としており、IMMAF（国際総合格闘技連盟）の22年アマチュア世界選手権フライ級の覇者。昨年9月のパンクラスでのプロデビューからわずか3戦目でタイトルマッチを迎えた。　迎え撃つ伊藤も17勝のうち極め技で11勝。“七色のチョークを持つ男”の異名通り、チョークで7勝を挙げている。タイトルマッチは5分5R。タフなファイトが予想される中、「この戦いで負けるようでは世界でも勝てない」と意気込んでいる。

　5月29日には、K－1　WORLD　GP女子アトム級王者・菅原美優（24＝K－1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）との結婚を発表した。今回は結婚後初めての試合は、新妻のためにも負けるわけにはいかない大一番となる。

　セミファイナルでは、第3代フライ級クィーン・オブ・パンクラシストの重田ホノカ（20＝BLACKBELT　JAPAN）が初防衛戦で無冠のベテラン・杉山しずか（37＝リバーサルジム新宿Me，We）と対戦する。　大会のもようは、U-NEXTが7月21日午後2時から試合終了までライブ配信する、見逃し配信は8月20日までとなっている。