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武居由樹、9・3初防衛戦で比嘉と対戦「客観的に見て面白いカード。バチッと倒す」

[ 2024年7月16日 13:34 ]

<井上尚弥会見>比嘉大吾との防衛戦が決まった武居由樹はベルトを手にファイティングポーズ(撮影・沢田 明徳)
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 プロボクシングWBO世界バンタム級王者の武居由樹(27=大橋、9勝8KO)が9月3日、東京・有明アリーナで元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(28=志成、21勝19KO2敗1分け)の挑戦を受けることが決まり、16日に都内のホテルで会見が開かれた。試合当日は4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31=大橋、27勝24KO)―元IBF同級王者テレンス・ジョン(TJ)・ドヘニー(37=アイルランド、26勝20KO4敗)とのダブル世界戦となる。

 K―1出身の武居は5月6日の東京ドーム興行でジェーソン・モロニー(オーストラリア)に判定勝ちし、プロ9戦目でWBO世界バンタム級王座を奪取。初防衛戦がWBO同級1位の比嘉との指名試合になった。会見では比嘉戦決定について「客観的に見て面白いカードと感じた。(対戦を)聞いた時からずっとワクワクしている」とコメント。「ガンガン前に出てきて、気持ちも強くて、ハードパンチャーというのがイメージとしてある。たぶんガンガン前に出てくるので、それに対応してバチっとKOで倒す試合をしたい」と抱負を語った。

 バンタム級は4団体の世界王者が全て日本人で、今後は統一戦の期待もかかる。しかし、武居は「まずは(比嘉)大悟さんに勝たないと何も始まらないので、まずはこの試合だけですね」と初防衛戦に集中していることを強調。課題を問われると「気をつけたい部分はたくさんあるが、まずは気を抜かないことと、初防衛戦は難しいと言われるが。K―1時代からやってきてるので、そこは大丈夫。当日は緊張感を持って、バチバチの試合ができたらなと思っている」と意気込んだ。

 今後は井上尚弥の集中トレーニングに参加するほか、今月中に2度の合宿を予定している。元世界3階級制覇王者で武居を指導する八重樫東トレーナーは、比嘉を指導する野木丈司トレーナーのトレーニングに参加していただけに「仲間だったので驚いたが、客観的に見て良いカードだなというのが感想。突破力のある選手なので、武居の距離、独特のタイミングを突破された時にどうなるのかなと思う」と展望を口にした。

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