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井上尚弥「万全と言える」 5・6東京ドームでのネリ戦へ メキシコ人選手との8Rスパーを報告

[ 2024年3月25日 21:15 ]

ゴンサレス(左)とのスパーリングを行った井上(大橋ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(30=大橋)が25日、5月6日に東京ドームで行われるWBC世界同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)戦に向け、横浜市内の所属ジムで8ラウンドのスパーリングを行った。所属ジムの大橋会長が明かした。

 この日、井上と手合わせしたのはWBA世界同級11位ケビン・ゴンサレス(メキシコ)。26勝(13KO)1敗で左構えのゴンサレスは昨年12月、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)とWBA世界同級挑戦者決定戦(8回TKO負け)を行った難敵。

 井上は所属ジムを通じ「感覚的にペースをどちらがどう握っているかが分かりやすくなる。2人で8ラウンドを消化する時はスタミナと集中力を意識するのが目的。1人で8ラウンドを消化する時は、各ラウンドで相手とのバランス、組み立て方、同じように疲労をためた中での駆け引きを意識するのが目的になる」と説明。

 また、ゴンサレスとともに17日から元WBCユース・フェザー級王者ジョナタン・ロペス(米国)が練習パートナーとして来日。

 14勝10KOのロペスは大橋会長によると、スピードがある技巧派の選手で精度の良いパンチでKOを量産。18歳でエディ・レイノソにセンスを買われチーム・カネロ入りしているという。23日にはロペスとのスパーリングを行った井上は「2人ともネリには似ていない。ただタイプの違う2選手に対して、自分のボクシングの幅を広げていけば、絶対にネリに当てはめることができる」と自信を示し「(不安は)ないですね。調子良く仕上がっています。万全と言える」とコメントした。

 ゴンサレスとロペスは4月中旬までスパーリングパートナーとして滞在予定だという。

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