【ボクシング】中谷潤人　LA合宿の変則トレ効果で世界3階級“頂きます！”　「いい調整ができた」

帰国した中谷
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　プロボクシング前WBO世界スーパーフライ級王者の中谷潤人（26＝M・T）が変則トレ効果で世界3階級制覇に自信を示した。5日、合宿先の米ロサンゼルスから羽田空港に帰国。「今回はよりアグレッシブに戦えるように、体もつくれたし、手数も出す練習もしてきた。状況に応じて力を発揮できる状態をつくれた」と納得の表情を浮かべた。

　今月24日に世界3階級制覇を懸けてWBCバンタム級王者アレハンドロ・サンティアゴ（27＝メキシコ）に挑む。約1カ月間の合宿でスパーリング数は146ラウンドを数えた。その中で自身最長となる1日16ラウンドを行ったことを明かし「1ラウンド5分やったりとか、変則的な練習もやって体もつくれたし、メンタル面も鍛えられた。いい調整ができました」と手応え。「長いラウンドの中でも集中して、いろいろテーマを持ってできた」と難敵相手の長期戦も見据え調整を重ねた。

　バンタム転級初戦となる次戦に向け「頂□（＝升の記号）」と記されたチームTシャツを新調。世界3階級制覇とWBCベルト奪取を「いただきます、の意味が込められている」と説明した中谷。井上尚弥（30＝大橋）に次ぐ存在として「ネクストモンスター」と称される26歳が新階級でいよいよベールを脱ぐ。