岩田翔吉　無敗サウスポーに6回1分28秒TKO勝利　“世界前哨戦”で快勝

岩田翔吉
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　プロボクシングライトフライ級10回戦が5日、東京・後楽園ホールで行われ、WBC世界ライトフライ級2位の岩田翔吉（27＝帝拳）が無敗のサウスポーのジェイソン・ブリーリョ（フィリピン）に6回1分28秒TKO勝利を飾った。

　3回に後頭部にパンチを受けダウンを告げられるも、直後に判定は取り消しに。ダメージを蓄積させた6回にボディーブローで2度のダウンを奪うなど快勝を収めた。自身のダウンについて「一瞬焦りました」と苦笑しながら「キャリアでサウスポー相手に左ボディーで倒したのは初めて。良い経験になりました」とうなずいた。

　昨年11月にWBO世界ライトフライ級タイトルマッチで王者ジョナサン・ゴンサレス（プエルトリコ）に世界初挑戦も判定負けしプロ初黒星。4月にジェローム・バロロ（フィリピン）に3回KO勝ちして再起を果たし、これで2戦連続KO勝利となった。

　昨年11月以来の世界再挑戦にもつながる快勝。試合後は次戦について「会長が決めること」としながら「（昨年11月の）ゴンザレス戦が終わってから、フィジカルやスタミナ、パワーが増していることは試合をやっていて感じる。（世界戦の）そういうチャンスをもらえるように、またジムに戻って練習を頑張りたい」と拳を握った。