ドーピング検査による禁止薬物の規定値見直し検討 日本プロボクシング協会との実行委員会
日本ボクシングコミッション(JBC)は7日、都内で実行委員会を開き、ドーピング検査による禁止薬物の規定値見直しを検討していると明かした。安河内剛本部事務局長は「カットオフ値(薬物が反応する最小値)を超えたら一発アウトにする可能性もある」と説明した。
JBCは先月21日に昨年12月の世界戦後に井岡一翔(34=志成)の尿検体から大麻成分が検出されたことを発表。世界反ドーピング機関(WADA)の基準値を下回っため違反としなかったが、日本プロボクシング協会のセレス小林会長(50)は「数値の問題ではない。いけないものはいけない。出た時点で厳しい処分が必要」とJBCに規定の見直しを訴えていた。
19日の理事会で進捗(しんちょく)状況を説明し、今後の倫理委員会で決断を下す。安河内氏は「(重岡銀次朗の世界戦がある)8月11日には間に合わせたい」と話した。
またJBCのミスによる不祥事が5、6月の興行で立て続けに起こったことで、管理体制強化のため人員増を行うことも報告した。
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