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ボクシング元世界王者・岩佐が引退会見 「やり切った。ボクシングに満足できた」

[ 2023年6月6日 16:20 ]

引退会見を行った岩佐(右)。左は小林会長
Photo By スポニチ

 プロボクシング元IBF世界スーパーバンタム級王者・岩佐亮佑(33=セレス)が6日、千葉県内の所属ジムで引退会見を行った。

 岩佐は4月15日、韓国・仁川で元アマチュア米国王者のジャフェスリー・ラミド(=米国)とフェザー級8回戦を行い判定負け。「あの試合を最後に引退することを決めました。試合前から決めていたが、改めて完敗してやり切れた気持ちがあり、ボクシングに対して満足できた」とすがすがしい表情で語った。

 プロ生活15年で最も印象に残っている試合は、19年米ニューヨークでのマーロン・タパレス(フィリピン)とのIBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦。下馬評を覆す11回TKO勝利に「心の底からうれしかった」と感慨深げに振り返った。

 同ジムを立ち上げた同時期に入門した岩佐を中2から指導する小林昭司会長は「ボクシングを一から教えた選手だった。岩佐が勝つことで自分の教えに自信を持てた。無事にリングから下ろすことができてよかった。ありがたい思いしかない」と愛弟子に感謝した。

 今後は起業しながら、ボクサーのセカンドキャリアを手助けする活動を視野に入れているという岩佐は「ボクシングへ恩返しができれば」と明かした。

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2023年6月6日のニュース