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但馬ミツロ、「タイソン流」で世界ランク入りだ 亀田氏が10月までに5連戦プラン

[ 2023年6月5日 16:10 ]

公開スパーリングを行った但馬(左)とティシェーバ
Photo By スポニチ

 日本ヘビー級王者の但馬ミツロ(28=KWORLD3)が「タイソン流」で世界ランキング入りを目指す。5日、都内のワタナベジムで公開スパーリングを行い、10日エディオンアリーナ大阪第2競技場で行われる、ルイス・マリン(36=ベネズエラ)との同級8回戦前のスパーリングを打ち上げた。

 パートナーを務めたのは英国から招聘(しょうへい)したジェイミー・ティシェーバ(29)。元世界ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュア(英国)や現WBA世界同級王者のダニエル・デュボア(同)のスパーリングパートナーを務めた実力者相手に、この日は2ラウンドを消化。但馬は手数で圧倒される場面も見られたが、左右のボディーで応戦するなど、
互角に打ち合い「人生で初めて“リアルヘビー級”の選手とスパーができた。スピードや攻撃面が通用することは分かった」と手応えを口にした。

 国内に重量級の相手が不在のため、昨年11月以来のスパーリングとなった。先月中旬から約3週間で約50ラウンドをこなし「最初はリング上で耐えることで精いっぱいだったが、短い期間で成長を感じることができた」と充実の表情を浮かべた。

 また世界ランキング入りのため10日の試合後の次戦を1カ月後の7月21日に東京・後楽園ホールで行うことも決まった。「世界ランキングに入るためにはキャリアを積み重ねないといけない。タイソンのように毎月試合をさせていく。ハードな5連戦になる」と興行を手がける元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏(36)。デビュー戦から11カ月で17試合をこなした、統一世界ヘビー級王者を引き合いに出し、10月まで毎月試合を組む計画を明かした。

 5戦連続初回KO中の但馬も「試合をこなすことが大事。減量がない階級なので、不安はない」と強調。亀田氏は「フィーチャリング3150FIGHTやな。ミツロが世界チャンピオンになる手助けをしていければ」と全面的なバックアップを約束した。

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