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前WBO・AP王者の村地翼 9日“タイトル前哨戦”へ「しっかり勝ち切る」

[ 2023年5月8日 15:32 ]

計量を終えポーズを決める村地(左)と近藤
Photo By スポニチ

 プロボクシング前WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者で日本同級3位の村地翼(26=駿河男児)が、9日の「フェニックスバトル100」のメイン53キロ契約8回戦で近藤冬真(26=蟹江)と対戦する。8日、前日計量をリミットでパスした村地は「調整は万全。相手は格上のつもりで戦っていく」と気合十分だ。

 昨年10月に獲得したWBOアジア・パシフィック王座を12月に返上して以来の試合となり、日本や東洋太平洋タイトルに向けた重要な一戦。「勝つことが次につながる。KO、判定にこだわりはないので、しっかり勝ち切る」と強調する。

 東洋大時代に関東大学リーグ戦で慣れ親しんだ後楽園ホールでの一戦。「高校時代に実績がなかった中で、初めて勝ったのがここ(後楽園ホール)だった。僕にとっては特別なリングになるので、明日(9日)は楽しめれば」と原点回帰で成長した姿を見せる。

 試合直前までは週2回、大橋ジム(横浜)へ出稽古。今年2月にはWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王者の中嶋一輝(29=大橋)のスパーリングパートナーを務めるなど、実戦経験を重ねリードの使い方やポイントを取るボクシングを追求してきた。村地は「被弾を少なく、きれいなボクシングで勝ちにこだわる。粘り強い相手を技術で突き放して、周りから強いと思われる試合をしたい」と誓った。

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2023年5月8日のニュース