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ボビー・オロゴン発掘のオイコラが20日に後楽園デビュー「明日の試合はウォーミングアップ」

[ 2023年3月19日 15:48 ]

20日に東京で初めての試合に臨むオイコラ(中央)。左はボビ・オロゴン、右は平仲会長
Photo By スポニチ

 タレントのボビー・オロゴンが母国ナイジェリアで発掘したプロボクサーで日本フェザー級4位のリドワン・オイコラ(25=平仲BS)が20日、東京・後楽園ホールに初登場する。スーパーフェザー級8回戦で、19日に東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われた前日計量はリミットより100グラム軽い58・8キロでパス。対戦相手の日本同級19位・李鎮宇(26=角海老宝石)はリミットの58・9キロだった。戦績はオイコラが13戦11勝(6KO)1敗1分け、李が9戦全勝(4KO)。

 オイコラは昨年9月から日本のリングで3連勝。同10月から元WBA世界スーパーライト級王者・平仲明信会長の平仲ボクシングスクール(沖縄県豊見城市)に所属し、今年1月に日本ランキング入りした。個人マネジャーも務めるオロゴンによると、スラム街の育ちで、身長1メートル72と地元では小柄な自身をいじめから守るために15歳からボクシングを開始。ジムの建物もない砂場のような場所で練習を積み、スーパーフェザー級でナイジェリア王座やマイナー団体WBFのインターナショナル王座を獲得した。格闘家としても活躍したオロゴンは「たまたま見つけて、通用すると思った。スピードがあって、スパーリングをやっても怖がらずに向かってくる」と才能を見いだし、日本に連れてきたという。

 オイコラは「明日の試合はウォーミングアップと思っている。タイトルマッチ、世界戦しか考えていない」と強気で、「自分の強みは全てに対応できること。リング上は人生で最高の瞬間。楽しみにしていてください」と抱負を語った。沖縄の気候がナイジェリアと似ており、「平仲会長との出会いが一番良かった」とも話した。平仲会長は「内容次第で次は日本タイトルをやらせたい。来年にも世界戦ができれば。アフリカに世界チャンピオンのベルトを持っていかせたい」と今後の構想を口にした。

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2023年3月19日のニュース