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井上尚弥の理想「強いままで終わりたい」 4団体統一王者は通過点「なんの達成感も無かった」

[ 2023年3月19日 22:16 ]

昨年12月に世界バンタム級4団体王座統一を果たした井上尚弥
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 プロボクシング前4団体統一世界バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)が19日放送のフジテレビ「ジャンクSPORTS」(後7・00)に出演。「ダウンタウン」の浜田雅功(59)、松本人志(59)との豪華“焼肉会”で将来の展望について明かした。

 井上は昨年12月にポール・バトラー(英国)を下し、WBA、IBF、WBC王座の防衛に成功するとともにWBO王座を獲得。史上9人目で、バンタム級およびアジア人としては初の4団体王座統一を達成。次戦は階級を上げ、5月7日にWBC&WBO統一世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦する。

 松本はフルトンとの対戦に対し「おもしれーーー!!漫画の世界やもん。どんどん強い相手を倒していく」と興奮ぎみでコメント。井上の将来についても興味津々で「チャンピオンのまま終わりたいのか、負けてもいいから燃え尽きたいのか」と質問した。

 これに井上は「(以前は)次やっても勝てないっていうぐらい叩きのめされて終わりたいと思ってたけど、ここまでみなさんに勝ってる姿を見せてきたからこそ、このまま強い井上尚弥で終わりたい。というのが理想です」とコメント。「ただ、そこまで甘い世界じゃないので、どっちに転んでもっていうのはあります」と続けた。

 さらに松本から「4団体制覇ってどんな感じ何ですか?」と質問が飛ぶと、井上は「正直、4団体統一したらフルトンに交渉する話は聞いていた。だからあの試合から一夜明けても、なんの達成感も無かったです。試合前からここは通過点とずっと言ってきたので」とキッパリ。松本は「目指してるところが違うよね」と感心しきりだった。

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