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栗原慶太が雪辱のTKOで東洋太平洋王座返り咲き「世界を諦めていない」

[ 2023年3月4日 20:59 ]

プロボクシング 東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦 ( 2023年3月4日    東京・後楽園ホール )

東洋太平洋バンタム級王者に返り咲いた栗原慶太 
Photo By スポニチ

 前東洋太平洋バンタム級王者で同級6位の栗原慶太(30=一力)が王者・千葉開(30=横浜光)とのダイレクトリマッチに2回2分7秒TKO勝ちし、王座奪回に成功した。昨年9月の対戦では千葉が12回TKO勝ちして栗原からベルトを奪っていた。戦績は栗原が25戦17勝(15KO)7敗1分け。千葉が19戦15勝(9KO)4敗。

 栗原は開始ゴングと同時に猛攻を仕掛けた。ガードの上からでも左右のフックを叩きつけて千葉を後退させ、前回苦しんだ接近戦でも強いボディーを打ち込んで圧倒。2回に左フックからのワンツーでダウンを奪うと、さらに連打を浴びせてレフェリーストップを呼び込んだ。

 リベンジを果たした栗原は3度目の東洋太平洋王座獲得。勝利は2度目の戴冠だった21年10月の中嶋一輝(大橋)戦以来1年4カ月ぶりだった。「負けたら引退の崖っぷち」の状況で、これまでは相手不足で控えていたスパーリングの量を増やし、元東洋太平洋ウエルター級王者の亀海喜寛氏(40)に技術面などのアドバイスを受けたという。「ボクシングをやってきた中で一番キツい練習をやってきた。凄く日々な不安を過ごしていた」と明かしたが、「ベルトを取り戻せて前回の立ち位置に戻れた。上を目指していく。世界を諦めていない」と声を張り上げた。

 なお、この日の興行「ダイナミックグローブ」は、CS放送日テレG+(ジータス)が放送する番組としては最終回となった。「ダイナミックグローブ」は今後も引き続き開催される。

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2023年3月4日のニュース