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亀田プロモーション WBOミニマム級指名試合の入札に敗れる 4・16は重岡兄弟のダブル世界戦か

[ 2023年2月28日 05:00 ]

メルビン・ジェルサエム
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 WBO(世界ボクシング機構)は27日、世界ミニマム級王者メルビン・ジェルサエム(29=フィリピン)と同級1位オスカー・コラーゾ(26=プエルトリコ)による指名試合の興行権入札を行い、コラーゾのゴールデンボーイ・プロモーション&ミゲールコット・プロモーションが15万2000ドル(約2070万円)で落札したと発表した。ジェルサエムの亀田プロモーションの入札額10万1000ドル(約1376万円)を上回った。試合は5月27日に米国のロサンゼルスかダラス、プエルトリコ・サンフアンのいずれかで行われる予定。ジェルサエムは落札額75%の11万4000ドル(約1553万円)、コラーゾは25%の3万8000ドル(約517万円)を受け取る権利を持つ。

 ジェルサエムは1月6日にエディオンアリーナ大阪で前WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(29=ワタナベ)に2回TKO勝ちで王座を奪取。世界王者不在だったフィリピンに約半年ぶりにベルトをもたらし、興行を主催した亀田プロモーションのオプション(興行権)獲得に同意していた。戦績は20勝12KO2敗。一方、6戦全勝(4KO)のコラーゾは7戦目で世界王座を獲得すればプエルトリコ史上最速記録になる。

 亀田プロモーションは4月16日に東京・代々木第2体育館で「3150FIGHT」第5弾を予定しており、入札に勝てばジェルサエムの試合を行う可能性があった。同興行ではIBFから指令が出ている世界ミニマム4位・重岡銀次朗(23=ワタナベ)と同級3位の前王者レネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)による暫定王座決定戦が行われる見通し。重岡の兄で前日本ミニマム級王者の優大(25=ワタナベ)もWBC世界同級王者パンヤ・プラダブシー(32=タイ)への挑戦を計画している。

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2023年2月28日のニュース