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京口紘人 井岡一翔のWBO王座返上は想定内だった?「逃げたみたいに言われても仕方ないと思うけど…」

[ 2023年2月28日 22:05 ]

前WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人
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 前WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(28=ワタナベ)が28日に自身のYouTubeチャンネルを更新。プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(33=志成)が17日に王座を返上したことについて言及した。

 井岡は昨年大みそかにWBA世界同級王者ジョシュア・フランコ(28=米国)と引き分けて6度目の防衛には成功したが、王座統一には失敗。WBOから同級1位の前WBO世界フライ級王者・中谷潤人(25=M・T)との指名試合を義務づけられ、2月8日の交渉期限までに交渉が合意に至らなかったとして23日に興行権入札を行うと発表されていた。

 フランコが試合直後から井岡との再戦に前向きだったのに対し、井岡はWBC世界スーパーフライ級王者フアンフランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)との対戦を改めて希望。中谷戦よりもエストラーダ戦を優先させるため王座返上の可能性も示唆したが、興行関係者は「王者ではない井岡とエストラーダは戦わない」と断言していた。

 京口は井岡がWBO王座返上をすることは想定内だったという。「昨年大みそかにフランコに勝って、WBOからの指名試合があるからWBOを返上してWBA王者としてWBC王者のエストラーダと戦うんじゃないかなと思っていた。でも実際は引き分けたからどうなるかなと思っていた」と話し、井岡陣営は元から中谷と対戦する選択肢はなかったと推測した。

 井岡の次戦はフランコとの再戦が有力と話し、勝てばエストラーダとの統一戦プランだと予想。「中谷くんサイドからすれば井岡さんに挑戦できるメリットがあるけど、井岡さんサイドからすれば戦うメリットがない。あと年齢的にもビッグマッチしかやりたくないという中で統一戦やエストラーダやロマゴンみたいなビッグネームと戦うやるという風になってたから中谷くんとは対戦しないと思っていた」と付け加えた。

 「ファンから“中谷から逃げた”みたいに言われても仕方ないと思うけど、ボクシング知っている人や選手は“逃げた”とは思わず“まぁそうなるよね”と思った。ファンは日本人対決が見たいという声もあったからね」とファンの声も理解しつつ、井岡が逃げたとは思わないと話した。

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2023年2月28日のニュース