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“憧れ”武藤との熱戦に内藤哲也「引退試合ができたこと、うれしくないわけないでしょう」

[ 2023年2月22日 04:40 ]

武藤敬司引退大会 ( 2023年2月21日    東京ドーム )

最後は内藤のデスティーノにつかまり武藤はフォール負け(撮影・篠原岳夫)
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 内藤は、得意技のデスティーノからの片エビ固めで勝負を決めた。少年時代から武藤に憧れてプロレスラーになることを夢見ていたという内藤は試合後、「最後の最後まで、レスラーとして上を目指そうとした武藤敬司選手の姿に心打たれるものがあった。憧れてプロレスラーになって良かった。引退試合ができたこと、うれしくないわけないでしょう」と語った。

 激しい試合で顔から流血しながらも「ドラゴンスクリュー」「シャイニング・ウィザード」「足4の字固め」を見舞って勝利につなげた。試合終盤に連続で繰り出したのは武藤の得意技。尊敬する武藤への最大限の敬意を表した戦い方で全力を尽くし、プロレスリングマスターに引導を渡した。

 ≪藤波、長州ら先輩もリングサイドに集結≫先輩レスラーらも会場に駆けつけた。新日本時代の先輩、藤波辰爾、長州力さんらがリングサイドに集結。プロレス好きで知られる立憲民主党の野田佳彦元首相も熱心に見守った。また、付き人を務めた棚橋弘至、武藤と親交のある元K―1戦士の武尊はゲスト解説者として放送席から観戦。棚橋は「感謝の気持ちしかないです。やっぱり寂しいですね。本当にお疲れさまでした」と涙声で声を振り絞った。

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2023年2月22日のニュース