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和田まどか、木下鈴花らが女子世界選手権代表に内定 鬼頭茉衣「目標はアメリカバイソン」

[ 2023年1月15日 17:17 ]

女子世界選手権代表に決まった(左から)和田まどか、木下鈴花、成田華、鬼頭茉衣、津端ありさ
Photo By スポニチ

 アマチュアボクシング女子世界選手権(3月15日からインド・ニューデリー)の日本代表選考会が15日、神奈川県藤沢市の神奈川県立スポーツセンターで行われた。4階級で昨年のアジア選手権代表選手と全日本選手権優勝者による代表決定戦(ボックスオフ)が実施され、計7人が代表に内定した。

 ボックスオフでは48キロ級で14、18年世界選手権銅メダルの和田まどか(SEBE)が加藤光(東洋大)に5―0、52キロ級で22年アジア選手権金メダルの木下鈴花(日体大)が岸本有彩(東洋大)にフルマークの5―0、54キロ級で成田華(日体大)が堀内美紗紀(自衛隊)に4―1、63キロ級で鬼頭茉衣(カネヨシ)が高橋美波(早大)にフルマークの5―0で勝った。66キロ級代表に決まっていた津端ありさ(ライフサポートクリニック)は75キロ級代表を目指した笠原直子(本多ジム)とスパーリングを行った。

 代表内定選手は以下の通り。

 ▽48キロ級 和田まどか(SEBE)
 ▽50キロ級 並木月海(自衛隊)
 ▽52キロ級 木下鈴花(日体大)
 ▽54キロ級 成田華(日体大)
 ▽60キロ級 田口綾華(自衛隊)
 ▽63キロ級 鬼頭茉衣(カネヨシ)
 ▽66キロ級 津端ありさ(ライフサポートクリニック)

 ▼和田 (相手の)肩が当たって10年のキャリアで初めて試合中に鼻血が出た。止血剤もなくパニックになったが、落ち着いて試合を展開できた。世界選手権は6回目。その経験を生かしてメダルを獲ってきたい。

 ▼木下 昨年の世界選手権は2回戦敗退だったので、決勝まで残れるよう頑張りたい。ボクシングを始めてから(同郷で同い年の入江)聖奈超えが目標だった。(24年パリ)五輪の金メダルで並んで、試合の質で超えたい。

 ▼成田 納得できる試合ではなかったが、安心した。(1―1で迎えた勝負の3回は)木下先輩と一緒に世界選手権へ行きたい気持ちが大きくて、勝つことができた。メダルを獲って日本に帰ってこられるように頑張りたい。

 ▼鬼頭 (昨年)11月のアジア選手権で目指すべきボクシングが分かった。持ち味のスピード、速さでのみこんでいきたい。目標は動物に例えると、ゴツいのに速くて瞬発力のあるアメリカバイソン。(出場を逃した)東京五輪は悔しかった。世界選手権もパリ五輪も絶対に金メダルを獲る。

 ▼津端 ディフェンス練習に取り組んできて、合宿でも顔にあざができなくなった。世界選手権はまず1勝を目指す。東京五輪は開会式に出演してチームの仲間はメダルを獲ったが、第三者だった。パリ五輪は競技者として出られる大会にしたい。

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2023年1月15日のニュース