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ESPN最新PFPで井上尚弥は2位のまま 1位死守クロフォードとは僅差

[ 2022年12月22日 05:30 ]

井上尚弥
Photo By スポニチ

 米スポーツ専門局ESPNは21日、同局が選定するパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じた最強ランキング)の最新版を発表し、バンタム級史上初の4団体王座統一を果たした井上尚弥(29=大橋)は1位のWBO世界ウエルター級王者テレンス・クロフォード(35=米国)と僅差の2位にとどまった。パネリスト21人による投票のうち1位はクロフォード9人、井上8人と1票差。2位もクロフォード8人、井上7人と1票差だった。クロフォードは3位と4位が各2人、井上は3位が4人で6位が2人だった。

 3階級制覇王者の井上は13日にポール・バトラー(34=英国)に11回KO勝ちしてWBO世界バンタム級王座を獲得し、史上9人目、アジア人初の4団体統一王者となった。一方、スーパーライト級時代に4団体統一を果たしている3階級制覇王者のクロフォードも10日にWBO世界ウエルター級6位ダビド・アバネシヤン(34=ロシア)を失神させる6回KO勝ちを収め、6度目の防衛に成功していた。井上を1位に推したESPNのライター、マイケル・ロスシュタイン氏は「この1年で最も支配的なファイターで、大きな試合に臨み、相手を追って倒した。5試合連続KO勝利中で一貫性もある。多くのトップ選手が最大の挑戦を回避した年に、井上は彼の階級のトップを全滅させた」と理由を説明した。

 ESPNの最新PFPトップ10は以下のとおり。

 (1)テレンス・クロフォード(米国)39戦全勝30KO、ウエルター級
 (2)井上尚弥(大橋)24戦全勝21KO、バンタム級
 (3)オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)20戦全勝13KO、ヘビー級
 (4)エロール・スペンスJr(米国)28戦全勝22KO、ウエルター級
 (5)サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)62戦58勝39KO2敗2分け、スーパーミドル級
 (6)タイソン・フューリー(英国)34戦33勝24KO1分け、ヘビー級
 (7)ドミトリー・ビボル(ロシア)21戦全勝11KO、ライトヘビー級
 (8)アルツール・ベテルビエフ(ロシア、カナダ)18戦全勝18KO、ライトヘビー級
 (9)デビン・ヘイニー(米国)29戦全勝15KO、ライト級
 (10)シャクール・スティーブンソン(米国)19戦全勝9KO、スーパーフェザー級

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2022年12月22日のニュース