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バトラー陣営が尚弥の公開練習を視察「うまくなっている」「パワーよりもスピードを警戒」

[ 2022年12月7日 19:49 ]

プロボクシング・世界バンタム級4団体王座統一戦 ( 2022年12月13日    東京・有明アリーナ )

バトラー陣営が視察する中でサンドバッグを叩く井上尚弥(大橋ジム提供)
Photo By 提供写真

 バンタム級史上初の4団体王座統一を目指すWBAスーパー&WBC&IBF統一世界同級王者・井上尚弥(29=大橋)が7日、横浜市内の所属ジムで公開練習を行った。代表取材により報道陣の人数を制限する中で、6日に来日したWBO同級王者ポール・バトラー(34=英国)のジョー・ギャラガー・マネジャー兼トレーナー、元WBA世界スーパーバンタム級王者スコット・クイッグ氏ら陣営3人が練習を視察した。井上はシャドーボクシング、ミット打ち、ロープ跳びで約1時間汗を流した。

 バトラーは来日時に「日本にはボクシングで良い試合をするためだけに来た」と話していたが、ギャラガー氏はインスタグラムに、バトラーがスタッフ、家族と浅草寺を観光した写真をアップした。一問一答は以下のとおり。

 ――(来日して)疲労は取れたのか。

 「今回、来日するにあたり、何不自由なく日本で過ごせているのは帝拳ジムの本田(明彦)会長のおかげです。ありがとうございますと言いたい」

 ――バトラーの状態は。

 「凄く良いです。昨日(6日)の朝に到着し、昨日のトレーニング後、観光などもしていて、バトラーはとてもリラックスしています。むしろプレッシャーは井上選手の方があるのではないかなと」

 ――井上選手のコンディションはどう見る。

 「グッドシェイプになっていると思います。井上選手、バトラーともに両者ともに良い仕上がりになっていると思う。19年5月のWBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)準決勝で会った時よりは体がよく大きくなっているという印象です。バトラーもスピードはありますが、井上選手もかなりのスピードがあります。良い試合になると思います」

 ――井上選手の動きを見て新たな発見はあったか。

 「今回見た時、前回見た時よりもうまくなっている。誰もが少なからずミスや欠点はありますが、さらにうまくなっている。率直に見るとパワーよりもスピードの方が警戒すべきポイントだと思います」

 ――明日(8日)の公開練習の内容は。

 「全体的な練習内容は英国で終わっています。これからは微調整になります。あとは過去の井上選手の過去の動画を見て隙を探す作業をします」

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2022年12月7日のニュース