日本ユース・ミニマム級王者の森且貴がタイトル前哨戦 “尚弥流”思考で「明確に勝ちたい」
プロボクシング日本ユース・ミニマム級王者で日本同級4位の森且貴(22=大橋)が8日に東京・後楽園ホールで“タイトルマッチ査定試合”に臨む。高田勇仁(24=ライオンズ)との8回戦で、7日に東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われた前日計量はリミットより100グラム軽い47・5キロでパス。高田はリミットの47・6キロだった。
森は1月に当時の日本ミニマム級王者・石沢開(25=M・T)に挑戦して8回TKO負け。再起戦となった5月の日本ミニマム級ユース王者の伊佐春輔(24=川崎新田)に判定勝ちも、「内容は納得いかなかった。納得して勝ちたいと準備してきた。明確に勝ちたい」と決意を述べた。高田はノーランカーながら7月に伊佐を1回TKOで下しており「総合力が高い」と評価。ジム先輩の3団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)のように相手を“過大評価”して臨むと明かし、「練習や試合への入り方、気持ちの部分を見習ってやっていこうと思う」と話した。
髪を従来よりも黒っぽい銀色に染めた。「美容師さんが(リング上で)ライトに当たると、どうしても金髪に見えると言うので。自分はあまりこだわりはないんですが」と苦笑いした。大橋ジムの大橋秀行会長からは「この試合に勝てば来年、ビッグチャンスをつくる」と言い渡されているという。「まずはこの試合に集中しないといけないが、ここをクリアしてタイトルマッチをやりたい」と意気込んだ。
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