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Sフェザー級挑戦者決定戦へ両者計量パス 波田「大丈夫と思わせたい」原「ボクだけ見ておいて」

[ 2022年9月30日 15:09 ]

計量をパスした波田(左)と原
Photo By スポニチ

 プロボクシングの日本スーパーフェザー級挑戦者決定戦8回戦(10月1日、後楽園ホール)の前日計量が30日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、同級1位の波田(はた)大和(25=帝拳)、同級2位の原優奈(28=真正)はともにリミットを100グラム下回る58・8キロで一発パスした。戦績は9連勝中の12勝(11KO)1敗、波田が5連勝中の原が11勝(6KO)2敗1分け。勝者は日本スーパーフェザー級王者・坂晃典(30=仲里)への挑戦権を得る。

 計量を終えた波田は「体重計が壊れているんじゃないかというぐらい、減量が順調だった」とニコニコだった。大相撲の元小結旭道山のおいで父は行司の木村寿乃介という相撲一家の出身だが、その父から栄養指導を受け、嫌いだったブロッコリーなど野菜を摂取するように栄養面を改善。スパーリングでは3年前に相手にならなかったという元日本フェザー級王者・佐川遼(28=三迫)にもパンチを打ち込むなど手応えを得たという。対面した原の印象について「立ち会ってみて、大きいけど、思ったより大きくはなかった。怖いけど(ジム先輩の)尾川(堅一)さんや村田(諒太)さんに比べれば…」と話して笑いを誘い、「勝って次に(日本王座へ)挑戦しても大丈夫と思わせたい。チャンスがあればKOを狙いたい」と必勝を誓った。

 一方の原はやや減量に苦しんだようで「計量を超えたら俺の勝ちです。最後の水抜きがしんどかった」とニヤリ。後楽園ホールは初見参とあり、「日本で一番大きいジム(帝拳)を食うわけですから、久々に興奮してますね」と意欲を口にした。これまでジム移籍を繰り返したが、真正ジムでは井上孝志トレーナーに師事し「どんな展開でも対応できるように練習してきた」という。波田の印象を「小さかった」と語り、試合のポイントを問われると「ボクだけ見ておいてくれという感じですね」と強気に語った。

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2022年9月30日のニュース