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京口紘人 噂されていたカネロVSゴロフキンの前座ではなく寺地拳四朗との統一戦を選んだ理由とは?

[ 2022年9月14日 19:14 ]

<「Prime Video Presents Live Boxing」第3弾会見>ポーズを決める寺地(左)と京口(撮影・会津 智海)
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 WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(28=ワタナベ)が14日に自身のYouTubeチャンネルを更新。同日に正式発表された11月1日にさいたまスーパーアリーナで行われるWBC世界同級王者・寺地拳四朗(30=BMB)との王座統一戦について語った。

 京口がWBA世界ライトフライ級王座を獲得してからファンの中では寺地との統一戦が期待されていた。「自分とすれば無敗同士で頂上決戦という舞台が一番盛り上がる形かなと思って、防衛してました。自分も統一戦したいという気持ちもありました」とアメリカで防衛戦をする前から水面下で寺地との統一戦の打診はあったという。

 しかし寺地は具志堅用高の防衛記録13回を目指していた。「その中で“タイミング合えばやりたいね”というふわっとした感じで言われてたんですけど、その中で9回目の防衛戦で負けちゃって、負けた相手にダイレクトリマッチでリベンジした瞬間に“やろうよ!”みたいに手のひら返す感じで対戦要求されてました」と京口は明かした。

 寺地からSNSで煽れていたことについても「ネットでは“これで拳四朗とやらなかったら京口逃げてるな”みたいなことを言われて、こういう客商売で特に格闘技は言われることは百も承知なので仕方ないというのもあります。一から百を説明して世間のファンの人たちにも知ってもらいたい思いはありました」とネットでバッシングを受けた時の心情を吐露した。

 「命を落とす競技の中でファイトマネーはそれに見合った報酬をいただいてボクサーはリングに立っているので、ファイトマネーの条件だったりも見合った額じゃないと自分とすればやる意味がないのかなと思いますし、そんな安っぽい価値のないものだと思っていない。それなりの報酬がないとやると言えない中で提示された額は“あ!やりましょう!”とならない額でした。過去、アメリカ・メキシコでの防衛戦のファイトマネーよりももっと安い額でした」と最初に提示されたファイトマネーは満足できるものではなかった。

 その中で、今回帝拳プロモーションが尽力のおかげでさいたまスーパーアリーナのメインカードという最高の舞台で満足できるファイトマネーを提示してもらったため今回の統一戦が決定した。

 具体的な額は明かされなかったが、噂されていたサウル・“カネロ”・アルバレスとゲンナジー・ゴロフキンの3度目の対決のアンダーカードでWBO同級王者ジョナサン・ゴンサレスとの統一戦を選ばずに今回の試合を選んだところについてワタナベジムの深町マネジャーは「それだけの条件を察してほしい」と口にした。

 12年に日本プロボクシング史上初の現役世界王者同士の王座統一戦となった井岡一翔VS八重樫東戦以来となる日本人同士の統一戦となる。「その時以上の価値ある統一戦になると思います。応援していただけたら嬉しいです」とファンへメッセージを送った。

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2022年9月14日のニュース