×

木村“フィリップ”ミノル 驚きデビュープランに竹原慎二氏&畑山隆則氏は心意気を買うも「辞めておこう」

[ 2022年9月2日 19:41 ]

(時計回りに)木村“フィリップ”ミノル、竹原慎二氏、渡嘉敷勝男氏、畑山隆則氏
Photo By スポニチ

 元K―1スーパー・ウェルター級王者でボクシング転向を表明している木村“フィリップ”ミノル(28)が2日までに更新されたボクシングの元世界王者の渡嘉敷勝男氏(61)、竹原慎二氏(50)、畑山隆則氏(46)のYouTubeチャンネル「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 公式チャンネル」にゲスト出演。驚きのデビュープランを明かす場面があった。

 21年12月のK―1ファイナルマッチで和島大海に3回TKO負けを喫して王者陥落した木村。その後、今年2月にボクシング転向を明言した。現在は平仲ボクシングジムや竹原氏と畑山氏のT&Hジムなどで練習をしている。

 ボクシングデビューに向けて木村は階級について「ウェルター級かスーパーウェルター級で考えてます」と語った。畑山氏は「今、75キロぐらいって言ってたんで10キロ弱ぐらいがウェルター級なのでそれぐらいまでは絞った方がいいと思う」と今まで日本人では世界王者が誕生してない階級であるウェルター級を推奨すると木村も「絞った方が動けそうです」と返した。

 K―1でのラストマッチから9カ月が経過し、今はK―1との契約が切れるのを待っている木村。

 「とりあえず早く試合したいですね」とボクシングデビュー戦を待ち望んだ。竹原氏は「プロテストは来月でいい?」と聞くと木村は即答で了承した。竹原氏は「絶対にやった方がいいよ」とB級ライセンスとなる6回戦デビューを勧めた。

 ここで木村は「YouTubeだから言いたいんですけど、デビュー戦で佐々木尽とやれないかなと思ってます。もう話題性をかっさらいにいきたいと思ってます」と驚きのデビュープランを明かした。佐々木尽(21=八王子中屋)は日本スーパーライト級ユース王者で現在はウェルター級で戦う将来を期待されているボクサーである。

 「それぐらいの勢いでデビューしたいですね」とつづけると元世界王者の3人はこの心意気を評価ながらも畑山氏は「とりあえずは辞めておこう。ボクシングに慣れないといけない」と木村の練習を見て10回戦で戦うのはまだ厳しいと止めた。竹原氏も「まだやんない方がいいよ」と畑山氏の意見に同意した。つづけて「まだスタミナ配分とか慣れてない。まだ動きが単調すぎるから辞めた方がいい」と説明した。

 渡嘉敷氏はデビュー戦でウェルター級の全日本新人王と戦い、勝てばランキングに入るため2戦で日本タイトル挑戦ができるプランを提案した。「日本タイトルをやって、世界まで徐々に持っていく。最高じゃん」と想像を膨らませた。それを聞いた竹原氏は「絵に描いた様にいけば最高ですけどパンチだけ無理だから誤魔化し方とかズルさを覚えればね」と今後の課題も含めて冷静に答えた。

続きを表示

2022年9月2日のニュース