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【ボクシング】加納陸は「KOを狙います」 WBOAPフライ級王座決定戦の前日計量

[ 2022年9月2日 15:34 ]

ともにフライ級リミットで前日計量をクリアした加納陸(右)と井上夕雅
Photo By スポニチ

 3日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で開催されるプロボクシングWBOアジアパシフィック(AP)フライ級王座決定戦の前日計量が2日、大阪市内であり、同級2位の加納陸(24=大成)、同級5位の井上夕雅(23=真正)はともにリミットちょうどの50・8キロで一発クリアした。

 過去に東洋太平洋ミニマム級暫定王座、WBOAPライトフライ級王座を獲得し、世界挑戦の経験もある加納はこれがフライ級2戦目。現級で世界ランクはWBO5位につけており、地域タイトル獲得で世界再挑戦へ、はずみをつけたいところ。前日計量を無事に終え「ひと仕事、終わったので。試合ではしっかり力を出し切りたい。ブレずに自分のボクシングを貫いて、圧倒的に勝つ。KOを狙います」と自信満々だ。過去のタイトル戦と同様に約120ラウンドのスパーリングを消化。転級により減量苦が軽減され「最後まで試合を想定したトレーニングをできた」と夏場でも順調な仕上がりを強調した。

 一方、日本ユース王座を保持し、日本4位につける井上は「しっかり仕上げました。試合が楽しみ。もちろん自信はあります。僕は試合中に“コレをやってみたら面白いかも”と思いつく。今回もそれが出るかも」と不敵に笑った。

 また、同じ興行のセミファイナル、バンタム級8回戦で再起2戦目に臨む元日本スーパーフライ級王者の石田匠(30=井岡)は対戦相手のフィリピン・スーパーバンタム級8位アルビン・メデュラとともにリミットちょうどの53・5キロで一発パスした。石田は「練習も減量も順調でした。試合までに、しっかり回復させてレベルの高さを見せたい。相手はフィリピン選手らしくオーバーハンドなどを振り回してくる。こちらはしっかり組み立ててKOしたい」と意気込んだ。

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2022年9月2日のニュース