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元スーパーフライ級3冠王者の福永亮次が引退式 昨年の井岡戦がラスト「ちょうどいい潮時」

[ 2022年8月30日 20:20 ]

引退式に臨んだ元スーパーフライ級3冠王者の福永亮次(右から2人目)
Photo By スポニチ

 プロボクシング元日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者の福永亮次(角海老宝石)が36歳となった8月30日、東京・後楽園ホールで引退式に臨んだ。

 13年8月のプロデビュー戦でいきなり敗れたものの、16年度の全日本スーパーフライ級新人王に輝き、20年2月にWBOアジア・パシフィック同級王座を獲得。同年12月に日本、東洋太平洋同級王座も獲得して日本人史上4人目の「3冠王者」となった。昨年大みそかにはWBO世界同級王者・井岡一翔(33=志成)に挑戦したが、0―3で判定負け。この試合が現役最後となった。通算20戦15勝(14KO)5敗。

 角海老宝石ジムの奥村健太トレーナー、スポンサーとともにリングへ上がった福永は「井岡戦で引退することを決めました。世界王者になりたいとかは考えずに1試合ずつやってきて、その間に2回ぐらいやめているんですが、角海老宝石ジムへ行ってからチャンスをもらって、全部がタイトルマッチぐらいで来られた。負けたら終わりと思っていたので、ちょうどいい潮時と思って引退を決めた」とあいさつ。「やっている時は長かったが、終わったらあっという間。寂しい気持ちはあるが、次の舞台で頑張ろうと思う」と10年間のプロボクシング人生を振り返り、静かにテンカントゴングを聞いた。

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2022年8月30日のニュース