日本女子ミニマム級王者・鈴木なな子がダウンばん回の判定勝ちで初防衛「メチャクチャ悔しい」
プロボクシングの日本女子ミニマム級タイトルマッチ6回戦は9日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・鈴木なな子(23=三迫)が挑戦者の同級3位・一村更紗(26=ミツキ)に3―0で判定勝ちして初防衛に成功した。戦績は鈴木が9戦7勝(1KO)2敗、一村が15戦4勝11敗1分け。
ジャブから右ストレートを狙っていった鈴木だが、一村の積極的なファイトにリズムを狂わされた。1回、カウンターを合わされてキャンバスに手をつくダウン。その後も出入りや打ち終わりに再三パンチを浴び、苦しんだ。ボディーストレートは効かせたが、コンビネーションにつながらず主導権を握るまでには至らなかった。それでも採点はジャッジ2人が57―56、1人が58―55で判定をモノにした。
鈴木は昨年12月、瀬川紗代(ワタナベ)との王座決定戦に2―1で判定勝ち。今春に立大を卒業し、フィットネスジムでインストラクターの仕事をしながらボクシングにより時間を費やせるようになった。リング上のインタビューでは「最初にダウンを取られて焦っちゃいました」と反省。試合前は今後の東洋太平洋王座挑戦なども見据えていたが、「もう1回防衛戦があると思うので、しっかち勝ちきりたい」と話した。
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