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世界戦前日計量で体重超過の石沢にJBCが6カ月の資格停止処分 王者・谷口に11回TKO負け

[ 2022年7月19日 17:59 ]

1回目の計量で体重超過した石沢(撮影・島崎忠彦)
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 日本ボクシングコミッション(JBC)は19日、世界戦の前日計量で体重超過により失格となった石沢開(25=M・T)を4月21日から6カ月のライセンス停止処分を科したと公式サイトで発表した。処分は15日付。また、M・Tジムの村野健マネジャーを厳重注意処分とした。

 石沢は挑戦者として出場予定だった4月22日のWBO世界ミニマム級タイトルマッチ(後楽園ホール)の前日計量で、リミットの47・6キロを2・5キロもオーバーする50・1キロを計測。2時間後の再計量でも2・3キロ超過する49・9キロでパスできず、挑戦者の資格を失った。47・6キロで一発パスした王者・谷口将隆(28=ワタナベ)陣営との協議で設けられた当日計量のリミット50・6キロをクリアしたため試合は成立したが、不利な試合を敢えて受けた谷口に11回TKO負けしていた。M・Tジムによると、石沢は試合へ向けた調整期間で足を負傷して十分に走れなかった上に、計量前日の練習で脱水による体調不良に陥り、体重を落とせなかったという。

 JBCは同じく15日付で、永田勝大(新日本木村)に4月25日から1年間のライセンス停止処分、本間普稀(石神井スポーツ)と万丈将輝(同)に5月25日から1年間のライセンス停止処分を科した。永田は4月26日に予定されていた試合の前日計量でリミットを1・5キロオーバーして失格。本間と万丈は5月26日に予定されていた試合の前日計量において、減量失敗による体調不良を理由に試合をキャンセルさせた。新日本木村ジムの木村英之会長は戒告処分、石神井スポーツジムの奥田喜久二会長は6カ月のライセンス停止処分となった。

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