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ボクシング界の4団体統一戦の流れに普通の防衛戦の価値とは?竹原氏「低くなる」、畑山氏「旨味なくなる」

[ 2022年7月18日 19:10 ]

(右から)竹原慎二氏、渡嘉敷勝男氏、畑山隆則氏
Photo By スポニチ

 ボクシングの元世界王者、渡嘉敷勝男氏(61)、竹原慎二氏(50)、畑山隆則氏(46)が17日、YouTubeチャンネル「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 公式チャンネル」を更新。ボクシング界の4団体統一戦線について語った。

 現在WBAスーパー&WBC&IBF統一世界バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)は「バンタム級でやり残した試合はあと1つ。交渉がうまくいって4団体統一戦が決まれば、そこへ照準を合わせて勝ちにいく」とWBO同級王者ポール・バトラー(33=英国)戦をにらみ、勝てば日本人初の4団体統一王者となる。

 畑山氏と渡嘉敷氏は4団体統一しないとスーパーチャンピオンに認められない流れになってきていると話す。さらに畑山氏は「この流れになったのは井上チャンピオンも出ましたけどワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)が火を点けた」と説明した。

 ここでスタッフから全チャンピオンが4団体統一に目を向けると普通の防衛戦の位置づけについて質問が出た。竹原氏は「低くなるでしょ。“何だよ普通の防衛戦か統一戦なら見に行くよ”って人が増えるかもしれないね」と統一戦以外の防衛戦の価値は低くなると話した。畑山氏も「当然、興行としても旨味がなくなる」と同意した上で「4団体統一して何階級制覇というのが価値があって、それしか価値がなくなるんじゃないか」と危惧していることについても語った。

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2022年7月18日のニュース