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元3階級制覇王者ロマチェンコが10月にリング復帰の意向 母国ウクライナで領土防衛に従事

[ 2022年7月8日 07:58 ]

ロマチェンコ(AP)
Photo By AP

 ボクシングの元世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(34=ウクライナ)が10月にリング復帰する意向と、米興行大手トップランク社のトッド・ドゥボーフ社長が明かした。米スポーツ専門局ESNPが7日、報じた。同社長によると、対戦相手や場所は未定という。

 “ハイテク”の異名を取り、アマで五輪2連覇、プロでは世界最速の12戦目で3階級制覇を成し遂げたロマチェンコは今年2月、ロシアによる母国ウクライナ侵攻を受けて領土防衛隊に入隊。6月4日に予定していた3団体統一世界ライト級王者(当時)ジョージ・カンボソス(オーストラリア)への挑戦が中止となっていた。20年10月にテオフィモ・ロペス(米国)に敗れて統一世界ライト級王座から陥落後、21年6月に中谷正義(帝拳)にTKO勝ちして再起。同年12月にリチャード・カミー(ガーナ)に判定勝ちしたのが最後の試合となっていた。

 ウクライナのボクサーでは、同じく領土防衛隊に加わっていたWBAスーパー&IBF&WBO統一世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシクが8月20日にサウジアラビアのジッダで、前統一王者アンソニー・ジョシュア(英国)との再戦を予定。3月に母国を離れたウシクは、ジョシュア戦後すぐにウクライナへ帰国したいと明かしている。

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2022年7月8日のニュース