×

尾川“完全アウェー” 初防衛へ決意の渡英「どんな形でも勝ちたい」

[ 2022年5月30日 05:30 ]

IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ ( 2022年6月4日    カーディフ )

「And Still(王座は動かず)」の刺しゅう入りお守りを手に気合を入れる尾川
Photo By スポニチ

 完全アウェーでの初防衛戦に臨むIBF世界スーパーフェザー級王者・尾川が29日、羽田空港から渡英した。技巧派の挑戦者コーディナ対策を積み重ね、リミットまで約2・2キロと減量も順調。「日本でやれることはやった。あとは体重調整だけ」と充実の表情を浮かべた。日本人は英国開催の英国人相手の世界戦で過去5戦全敗。「KOがベストだが、どんな形でも勝ちたい」と必勝を期した。

 米ニューヨークで王座を奪取した昨年11月と同じく、梓夫人ら家族お手製のお守りを持参。王座防衛を告げる試合後のリングコール「And Still」が刺しゅうされた、IBFベルトと同じ赤いお守りには小学生の息子3人からの手紙が入っており、「飛行機で読みます」と顔をほころばせた。ジムでの最終調整時には、同門の前WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太から「頑張れよ」と激励を受けた。「いきなり来られたのでビックリしたが、うれしかった。負けられないと気持ちも入った」と闘志をみなぎらせた。

続きを表示

2022年5月30日のニュース