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“世界最強”カネロ 8年8カ月ぶり敗戦、ビボルに判定0-3「言い訳はしない」

[ 2022年5月9日 05:30 ]

WBA世界ライトヘビー級タイトルマッチ12回戦   ●サウル・アルバレス 判定 ドミトリー・ビボル〇 ( 2022年5月7日    米ネバダ州ラスベガス )

判定で敗れ、肩を落とすカネロ(AP)
Photo By AP

 ボクシングの「パウンド・フォー・パウンド」(PFP、全階級を通じた最強ランキング)1位に評価される4団体統一世界スーパーミドル級王者、“カネロ”ことサウル・アルバレスが8年8カ月ぶりの敗戦を喫した。1階級上のWBA世界ライトヘビー級スーパー王者ドミトリー・ビボルに挑戦して0―3の判定負け。世界4階級制覇のカネロが敗れたのは13年9月にフロイド・メイウェザー(米国)に0―2で判定負けして以来だった。

 カネロは19年11月にWBO世界ライトヘビー級王者コバレフ(ロシア)にTKO勝ちしていたが、この日はビボルの長いリーチを生かしたジャブとワンツーの前に終始劣勢。ジャッジ3人とも115―113とした採点以上の完敗で、「言い訳はしない。彼は素晴らしい選手」と語った。

 9月17日に計画されていたWBAスーパー&IBF統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との3度目の対戦は微妙となった。ビボルとの契約に再戦条項があり「もちろん再戦したい」と話した。

 ▼ビボル 自分がこの階級で最強だと証明できた。(カネロの)ゴロフキン戦の計画をつぶしてしまって申し訳ない。(カネロのプロモーター、エディー・ハーン氏にジョーク交じりで)

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2022年5月9日のニュース