矢吹が現役続行「もう一回、世界チャンピオンになりたい」、8・11再起戦決定

再起戦発表会見に臨んだ緑ジムの（左から）松尾敏郎会長、矢吹正道、村上学会長代行
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　プロボクシング元WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道（29＝緑）が3日、名古屋市内で会見し、現役続行を発表した。3月にリマッチで寺地拳四朗（30＝BMB）に敗れ、一時は「やめようと思った」。それでもスパーリング大会に臨む子供と一緒に体を動かすうちに「このままで終われない」と気持ちが固まったとし「もう一回、世界チャンピオンになりたい」と目標を掲げた。

　再起戦は8月11日に愛知県刈谷市で行う50キロ契約10回戦で、相手はWBO世界同級5位タノンサック・シムシー（21＝タイ）と決まった。23戦全勝21KOの有望株を下し、最短世界王座返り咲きを目指す矢吹は「当て勘があるし、いい選手」と表情を引き締めた。